④稽留流産したこと ~自然排出するまで~
前回のブログから引っ越しなどあり半年近くあいてしまいました。汗
(見てくれてる方がいるかも分からないけど…)
2019年12月始めに妊娠→稽留流産となり自然排出するまでのお話です。
いつ出るか分からないままの年末年始…しかもなんのためか分からないつわりも続き辛い日々でした。
年末年始で食生活も乱れ、一応妊娠状態で免疫が下がっていたためかインフルエンザにかかり…もう私の体はめちゃくちゃでした泣
結局自然排出し始めたのは2019年1月18日。
朝から生理の始まりみたいな出血が続き、仕事が終わる数分前にもこもこっと何かが出る感触が…
トイレに行くと今までにない量の血の塊がナプキンについており、トイレにいる間もボトボトっと血が落ちました。
職場から家まで車で25分なのですが、その間ももこもこ塊が出てきてナプキンがもたないと思い一回トイレに寄りました。
今思うと仕事終わってからで本当に良かったー。
夕飯時は血はそれほど出なかったものの子宮が絞られるような痛みに耐えながら食事しました。
その後部屋でくつろいでいるとまた大量の血が…急いでトイレに行き部屋に戻るとまた塊が次々に出てきて5分おきにナプキンかえないと間に合わない状況が30分くらい続きました。(その間座る体制がとれず常に立て膝。笑)
塊の量もでかいレバーが何本も出る感じ。
お風呂入りたいけど脱衣場を汚さないか不安でなかなか入れなかった…。
何回目かにトイレに行った時に血の中になんか白い塊があった気がしたけど普通に流してしまった。後から思うと多分あれが赤ちゃんの袋だったんだと思う。
それから量が落ち着いたのでやっとお風呂入りました。
寝るときも不安すぎて履くタイプのナプキンにしたけど赤ちゃんの袋らしきものが出てからは普通の生理くらいの量になってました。
2019年1月21日、病院へ。
先生に診てもらうとやはり赤ちゃんの袋はもう出ているとのこと。
これから残りの内容物を出すために子宮が収縮する痛みと出血はしばらく続くそうです。
そしてこちらから聞く前に先生から「次の生理来たらまた子作りがんばってもいいよ☆」とのお言葉。気にはなってたからありがたかった。よく聞かれるんだろうな。
それから少しの腹痛と出血は10日ほどだらだら続きました。
本当に次の生理来るのかなと不安だったけど2019年2月19日無事に流産後初めての生理が来ました。
以上が初めての妊娠から稽留流産までの経験です。
私の場合は胎嚢確認のみで心拍確認前に稽留流産ということもあってかつわりは少しの二日酔い程度と胃もたれ感のみでした。
自然排出についても、調べるとかなり激痛だとかナプキンがもたない!みたいな体験談も多かったのでめちゃくちゃこわかったけど私の場合そこまでじゃなかったのは本当に初期の流産だったからなのかなあと思います。
この経験がどなたかの救いになれたら幸いです。
③稽留流産したこと ~流産と診断された日~
今日は流産と診断された時についてです。
12月10日に妊娠が分かってから次に産婦人科に行くのは8日後、この8日間がすごく長く感じました。
初めての妊娠で何もかも分からず、つわりはほとんどなく、まだ赤ちゃんが見えていないということで不安だらけでした。妊娠初期は流産の可能性もあるのはよく聞いていた話なので身内以外には言わないようにしていました。不安のあまりネットで調べまくってしまって「もしかしたら流産だったりして・・・」と「いやいや病院行かないと分からないから考えるだけ無駄だし」の繰り返しでした。
それでもお腹に赤ちゃんがいると思うと愛おしくて、幸せな気持ちでたまひよの「初めての出産」の本を買って読んでいました。
ちなみにこの時の体調は朝起きると若干気持ち悪く、仕事行く準備をしているうちにだんだん良くなり日中は元気、夜は夕ご飯食べると胃が痛くなるという感じです。
12月18日、少し緊張した気持ちで病院へ行きました。
先生に体の調子に変化あるか聞かれ、6週になってるはずだから今日は赤ちゃん見えるといいねと言われ内診へ。
エコーを見ると胎嚢は少し大きくなってるけど中は空っぽのまま。
それを見て私は頭が真っ白になってしまいました。
診察室へ戻ると先生から
「赤ちゃんの袋は大きくなってるけど、赤ちゃんが見えませんでした。もしかするとちゃんと育っていないのかも。あまりいい状態じゃないかもしれません」
産婦人科は忙しいでしょうからなんとなく機械的だった先生だけど急に丁寧になったので状況を把握
私が「もう赤ちゃんがいないってことですか?」
と聞くと
「はっきり言ってしまうと残念ながら流産の可能性があります」
とおっしゃいました。
「でも人の命が一つ関わってることだから軽はずみなことは言えないので、もう少し様子見させてください。まだギリ5週って望みもあるし」
来週にははっきり分かるはずとのこと。
診察室を出て、お会計を待っている間、近くにはお腹の大きい妊婦さんや産まれたばかりの赤ちゃん。ショックで、そこにいるのが辛くて頑張って涙をこらえました。
病院から家に帰るまでの30分、一人で運転しながらずっと泣いてしまいました。
赤ちゃんがいないかもしれない、私は母親になるべきじゃないってことなのかな、と思うと悲しくてたまりませんでした。
妊娠が分かって喜んでくれた時の夫、両親、妹、夫の両親の様子、夫の母から言われた「自分の子供、可愛いよ~」という言葉は私の中で呪いに変わってしまいました。
まだ朝の10時だったのですが、泣きながらふて寝しました。
夫が夜勤から帰ってきて病院に行ったはずなのに私が寝ているからびっくりしていました。
夫に
「赤ちゃん、だめかもしれない」
というと抱きしめてくれました。
夫なりに言葉を選んで「俺はでこぽんが一番大事だから、どっちでも大丈夫だよ」と言ってくれたけど、一度自分のお腹に命が宿ったと知ってしまった以上私からしたら「どっちでもいいわけない!赤ちゃん死んじゃったかもしれないの!」となってしまいました。
夫がどんなに寄り添ってくれていても、実際に自分が妊娠するっていう体の変化とかがない分そこのところの感覚の違いは仕方ないのだと初めて気づきました。
ひとしきり泣いているうちに気持ちの整理がつき、「だめかもしれないけど、それは受け止めつつ前向きにまだお腹にいてくれることを願おう」ということになりました。
意外と切り替えが早いのでお昼にビッグマックをやけ食いしたら元気になりました。
覚悟をしつつも希望を持ったり絶望しながら一週間過ごし、運命の病院へ。
どうか赤ちゃんいてくれ!と祈りましたがエコーに映ったのはやはりまた少し大きくなった胎嚢だけ。完全に望みが消えました。
「残念ながら今日も袋の中に赤ちゃんは見えません。うまく育たなかったということになります。」
「ここからはこれからどうするかという話になります。すぐに切り替えられないと思うけど、次の妊娠をするためだと思って話を聞いてください」
良くも悪くもいろいろネットで調べていたし、先生の言葉はすんなり受け入れられました。
この病院では流産の手術をするか、自然に出てくるのを待つか、患者さんに決めてもらうみたい。私の場合、かなり初期の段階ということもあり、自然に出てくるのを待つことになりました。
ただ、いつ出てくるかは先生にもわからないらしく、一週間ごとに経過をみることになりました。いざ自然排出でお腹が痛くなっても痛み止めを飲むしかないらしく・・・見通しの立たない不安の日々が始まりました。
お腹に赤ちゃんはいなくても、子宮に妊娠の成分が残ってるので身体はまだ妊娠だと思い込み、胎嚢だけは成長するのだそうです。また、同じ理由からつわりのような症状は続くそうで、何のために若干の体調不良と戦っているのか虚しい日々でもありました。
もう薬を飲んでもいいし、食事も自由にしていいというのも寂しくありました。
ビールも飲めるようになったけど胃の調子が悪いので結局あまり飲まず。笑
たまひよの本も本棚にしまいました。
次回は自然排出するまでのことについて書きます。
②稽留流産したこと ~初めての妊娠~
稽留流産したことについて。
読んだ方の参考になるか分かりませんが・・・
今日は初めて妊娠が分かった時のことです。
まず私の年齢は34歳、3歳年下の夫とは2年前に結婚しました。
実は子供は苦手な方なのですが、夫との子供なら欲しいなと思い(年齢的にものんびりしていられないですよね)ゆるく妊活すること8か月。
2019年12月始め、生理予定日から一週間。
部屋は寒いのにも関わらず寝汗をかいて起きる毎日。毎回生理前に2、3日ほど夜中に汗びっしょりで起きる→おさまると生理来るというパターンだったので最初は気にしていなかったけど、さすがに一週間続くと「なんかいつもと違う…」という雰囲気。(流産後に基礎体温をつけはじめてこれが高温期と認識)
あとは若干の胸焼け感と食後に胃が痛むようになりました。
そしてとにかく眠い・・・!
さすがに生理予定日から50日を過ぎた12月10日、人生初の妊娠検査薬を使ってみると陽性!(検査薬の使い方も今まで知らなかったしめちゃくちゃドキドキした)
その日にすぐ産婦人科へ。
いざ産婦人科を選ぶとなると難しいですね、自宅からの距離とか評判とか待ち時間は長いかどうかとか・・・
先生にまず最後の生理開始日を聞かれ、
「5週後半か6週くらいだから、袋の中に赤ちゃんが見えたら今日は合格点かなという感じです」と言われエコーを診てもらうと子宮の中に黒い丸いものがありました。
これが赤ちゃんが入ってる胎嚢と呼ばれる袋で今の大きさは12.5mm、子宮の中に妊娠してるに間違いありません、来週になると赤ちゃん見えてくるよ、とのことでした。
初めての妊娠、と思うと不思議でした。そしてお会計は5000円でちょっとびっくり(保険適用外を実感)
夫も夫の両親も実の両親もとても喜んでくれました。
夫はお腹の赤ちゃんに名前を付けたいと言いおかしくなったのか「ハッピーちゃん」と名付けそうになるほど(笑)
私も、自分のお腹に命が宿ったと思うと愛おしく思い、大事にしようと思えました。
妊娠出産についての知識ゼロのためたまひよの本を買い、食べ物や飲み物にも気を付けました。
その時の体調ですが、朝起きた直後が少し気持ち悪いのと食べ過ぎてないのに食後に毎回胃が痛くなる・・・という感じで普通に日常生活が送れる状態でした。
私はお酒が好きなので「もし妊娠したらビール我慢できるかな」と心配していましたが若干の具合の悪さでビールどころではなく、家族が飲んでいても羨ましいとも思わなかったので意外とクリアできました。
お茶もコーヒーも好きなのでそれを我慢する方が大変でした・・・カフェインも少しならいいみたいだけど妊娠初期だしと思うと気になってしまい基本的に常にルイボスティーでした(後にルイボスティー嫌いになる)
私はパートですが12月から3月にかけて繁忙期の仕事なので、この先つわりで急に体調悪くなったら迷惑かけると思い上司にだけ妊娠を伝えました。体が冷えるところでの作業を避けたり、重いものを持たないよう配慮してくれました。
そんな感じで妊娠が分かってからの1週間はとにかく体に気を付けて過ごす、妊娠出産ついて勉強する、幸せな日々でした。
次は流産と診断された時のことについて書きます。
①稽留流産したこと~書こうと思ったきっかけ
ブログをはじめていきなりですが、2020年1月に稽留流産を経験しました。
実はこのことがブログをはじめようと思った一番のきっかけです。
なぜなら、私が流産と診断されたとき、とても不安でとにかく流産について調べていて同じく流産された方のブログを読んですごく救われたからです。
不安の材料について調べまくったって結果は変わらないのだけど、「私だけじゃないんだ」と思えることは私の心をかなり軽くしてくれました。
流産と診断された方、もしくは心配されている方は藁にもすがる思いで流産について調べていると思います。かかりつけの先生が言うことが全てだとしても、調べすぎも良くないと頭でわかっていても不安でしょうがないのです。
あと、どんなに周りのサポートがあっても当事者にしか分からないこともあると思ったし、孤独感を感じてしまうこともあるかもしれません。
私の経験が為になるかは分かりませんが、いろんな事例のひとつとして私の経験談も読んでもらい、この記事にたどり着いた方の心に寄り添えればなと思っています。
今日は眠いのでまた明日以降に・・・
自己紹介、結婚してみて思うこと
はじめまして。
でこぽんと申します。
地方に住む34歳、夫とは32歳に結婚しました。
結婚前は飲食店などでそれなりに責任とやりがいを持って働いていましたが、
当時彼氏だった今の夫と過ごす時間が極端に少なく、「もう10年くらいがんばってきたしな・・・」と思い結婚を機にパートになりました。
32歳という遅い結婚で周りはそれまでに当然ほとんど結婚しており、旦那の愚痴を言う友達を見てきて「結婚=幸せではないな・・・」と悟り、そろそろ独りで生きていく準備をしなくてはと思ったり、焦りを通り越して結婚に夢など持っていませんでした。
奇跡的に夫と結婚することになり、2人の時間を大切にしたいと思い扶養内で働くという選択をしたのですが、最初は時間にゆとりのあり加減に戸惑いました。(それまでは終電まで働いて深夜に寝て朝のニュース番組が終わる頃に起きて・・・という生活)
ずっと実家暮らしで家事は全くしてこなかったので生活できるか不安でしたが、特に今まで大嫌いだった料理が楽しくできるようになりました。両親もびっくりです。
生活にゆとりができると心も穏やかに過ごせるようになり、独身の頃と全く違う生活になりました。
というのも独り暮らしの経験があって家事を一緒にやってくれる夫がありがたい存在なのですが・・・
何も起こらない日々でもささいなことに幸せを感じられるようになり、「結婚って意外と幸せだな」と思えたことはネガティブな私にとってとても良いことでした。
恥ずかしながら30代の割には世帯収入は多くなく、「やっぱり正社員で働くべきかな・・・」「今月ピンチだな」と思うこともあります。
独身の時に働いていた世界で今もバリバリ活躍する人をSNSで見て羨ましく思うこともあります。
「つまらない主婦になっちまったな」とか思うことも(笑)
でも私にとっては、あの時の生活のまま結婚生活をするのと今の生活を天秤にかけた時に絶対に今のほうが幸せだなと考えるたびに思います。
世帯収入が多くない扶養内で働く主婦としては、当然自由に使えるお金は少ないです。
その中で楽しんでいること、好きなことを記録も兼ねて投稿していきたいと思いブログをはじめました。
ブログ自体がはじめてなので方向性がブレブレですが、読みやすいブログになるようがんばります。
次はいきなりですが「流産」した経験について書こうと思います。